東海圏自転車ツーリング日記

君は僕がちょっと構わなかったり、
雑な扱いをするとすぐにすねて
露骨に態度に出す。

付き合い始めた頃には君にかなり
振り回された。

逆に僕も君を相当振り回しはした
けど。

それでも、僕の青春時代から今まで
ずっと支えてくれたのは親でもなく
君だけ。

もう18歳頃からの付き合いだから、
かれこれ23年。完全に親子の縁を
越えているんだよ。

ただ君は僕よりも早く年を取る
わけで、いつまでも一緒にいられる
はずはないことは分かっている。

でも、つい、僕のことを分かって
くれる君に甘えて、無理をさせて
しまったようだ。

君の体はあちこち蝕まれて、普通に
動くのでさえ辛い状態になっている
と思う。


僕は君を最後まで看取る義務がある。



工業製品は壊れるまで使うのが僕の
モットー。




・・・工業製品？


展開がよく分からない方、
「こいつこんな妄想日記書いて
一体何なんだ！！」と思われたと
思います。お騒がせしてすみません。


「君」の画像↓


私が高校生の頃から乗っている自転車
です(手前の黄色いほう。奥は今乗って
いるやつ)

明日とうとう、粗大ごみとして処分
されます。

Xデーを目前に、もう捨てる直前の
自転車をきれいにしていると、マン
ションの住人が変な顔して通り過ぎて
いきます。

私にとっては、たとえば部活でお世話
になったグラウンドを整備したり、
後輩のために道具を磨いていく気持ち
と同じなのです。

粗大ごみとして引き取られた後は、
星崎の処分場で破砕処理される
とのこと。なんともむごい…。


今まで本当にありがとう。

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